肌のハリを回復させるための対策として、細胞にレーザーを照射してゆっくりとコラーゲンの増殖を促す方法があります。クールドライドレーザーやNライトレーザーといった出力があまり高くないレーザーを浴びせて線維芽細胞を刺激し、コラーゲン増殖を活性化させるものです。冷気を吹きかけながらレーザーを照射するクールタッチレーザーや、冷却装置がついたダイオードレーザーのキュリアを使用することもあります。肌の赤みやニキビ跡の赤みを改善する副次的効果もあります。
出力が低いことから肌に与える痛みが少ないため、「ランチタイムレーザー」といわれるほどで、コラーゲン増殖を促すコスメティックや外用薬との併用も可能です。
ただし、肌に与えるダメージが少ないこともあり、１度レーザーを照射しただけでは大きな効果は期待できません。さらにコラーゲンの増殖が始まるまでには少なくとも３週間はかかるので、効果を実感するのには時間がかかります。費用と時間に余裕を持って挑んでください。